大西巨人論 革命の担い手「われわれ」が生まれるには、 独りでも行く「われ」が存在しなければならない 日常生活そのものが闘争の場であることを示した作家・大西巨人。 公正の実現を目指し、現実と芸術とを実践的に結びつけた文学者の、類を見ない創作の展開を追跡する。 並走者武井昭夫、湯地朝雄の仕事にも及ぶ、運動としての文学に迫る考察。 巻末に詳細な『神聖喜劇』原稿リスト