京都大学音楽研究会で過ごした日々への懐旧、その後従事した宇宙開発への探究心、そして変わらぬ文学への憧憬――。多様な領域への関心を一つの足跡として描いた随筆集。
1
偶奇性の法則
雪とメルヘン
学生さんの街
音研遊楽記
2
ストラスブール随想
近代ロケット伝来考
宇宙開発って何?
宇宙は有限である?
鳥の眼、虫の目、宇宙の眼
スペース・シャトルとの遭遇
3
マルヴィーダの『回想録』
青春時代の思い出に―学生のための読書論―
今どきの若いもの
この頃都にはやるもの
浜松随想
藪医者の効用
ゲーテの言葉より
ニューヨークの友
五〇年目の音研切抜帳
小尾俊人さんとゲーテに寄せて
小尾さんのこと
イタリア式学問のすすめ
4
濱多津先生のこと
『三文評論』の頃
京城(ソウル)の夏
つれづれ さんじゅ草
笹岡君の死に寄せて