人はいかにして、身体を用いて、心の冒険をしているのか?
アランが最後にたどり着いた
「プロポ」の先の、哲学の思索
〈労働〉〈倦怠〉〈羨望〉〈野心の初段階〉〈気分〉〈愛の情動〉〈永遠なもの〉……
人間の心の諸冒険の動きに寄り添い、考察する38章の哲学レッスン。『アラン『定義集』講義』の著者による翻訳+解説の日本語版オリジナルで送る、アラン晩年の哲学思想の集大成!
三つの庵
みずからの住まい、佇まいの中心に
文学という名の宇宙が存在する。
H・D・ソロー、パティニール、芭蕉
孤高なるユートピアンの芸術家たちがこしらえた「庵」の神秘をめぐる随想の書。
世界中のすべての隠遁者におくる《仮住まいの哲学》、
孤独な散歩者のための《風景》のレッスン。
ソロー(『ウォールデン 森の生活』)「ウォールデンの小屋は働かない者の住まいでもなければ、働き者の住まいでもない。」
パティニール(15-16世紀フランドルの画家)「パティニールは空の青を、彼の小屋を見せてくれた。物ではなく、深く穿たれたヴィジョンを。万物の隠れ棲むさまを。」
芭蕉「たしかに芭蕉は「地の果て」に憧れてはいたものの、彼が旅から学んだのは、どんな境界であれ、結局は私たちが今いる場所を通過するという事実だった。その教えは絶対である。だから、旅路の果てに行き着くには、仮小屋を作るだけで十分なのだ。」
原著:Christian DOUMENT TROIS HUTTES, Éditions Fata Morgana,2010
文学という名の宇宙が存在する。
H・D・ソロー、パティニール、芭蕉
孤高なるユートピアンの芸術家たちがこしらえた「庵」の神秘をめぐる随想の書。
世界中のすべての隠遁者におくる《仮住まいの哲学》、
孤独な散歩者のための《風景》のレッスン。
ソロー(『ウォールデン 森の生活』)「ウォールデンの小屋は働かない者の住まいでもなければ、働き者の住まいでもない。」
パティニール(15-16世紀フランドルの画家)「パティニールは空の青を、彼の小屋を見せてくれた。物ではなく、深く穿たれたヴィジョンを。万物の隠れ棲むさまを。」
芭蕉「たしかに芭蕉は「地の果て」に憧れてはいたものの、彼が旅から学んだのは、どんな境界であれ、結局は私たちが今いる場所を通過するという事実だった。その教えは絶対である。だから、旅路の果てに行き着くには、仮小屋を作るだけで十分なのだ。」
原著:Christian DOUMENT TROIS HUTTES, Éditions Fata Morgana,2010
断想集
アラン『定義集』講義
264のアランが遺した言葉をめぐる『定義集』を完全新訳し、詳細で徹底的な註解をつけた、正統派哲学講義。考えるレッスンに最適な一冊。908頁の大著。
どんな左翼にもいささかも同意できない18の理由
この国を覆う無思想を徹底批判
思想を巡らせなかれば語ることの困難な真実というものが、ある。気迫の書き下ろし
秋の思想
時代の境界「秋」を情と志に生きかつ死んだ「人」。知の玩弄物と化した「思想」に「理想」を追い求めた孤高の思想家の絶筆。