三島由紀夫自決考

長く問われてきた謎に迫る新解釈。没後半世紀を経て見出された答。
文学的死か、政治的死か。

最初の五年で武士の名に恥じぬ肉体をつくり、次の五年で右翼デビュー、最後の五年で私党を結成し……
「葉隠」の哲学に基づく「十五年計画」とはなにか。



■本文中に誤りがあることが判明いたしました。(2021年9月21日)
第七章 林房雄と三島由紀夫  P181、2~3行目

【誤】
そのように徳岡が考えたかどうか、いまや当人も鬼籍にはいっているため確かめようもないが、たぶん考えたことは考えたに違いない。

【正】
そのように徳岡が考えたかどうかはわからないが、あり得ないことではあるまい。

※本文中に登場する徳岡孝夫氏(91)がご存命であることがわかりました。謹んでお詫び申し上げます。