祭り裏

やわらかな日本語散文と南島の言葉で織りなした、島の「夜」にうごめく物語世界。著者最高傑作として絶讃を得つつも長らく入手困難だった中短篇小説集を、新資料を加え復刊。 本書の解説(text by 樋口良澄)をnoteで公開しています。

愛の棘

私とそのひととは磯をつたう二羽の「浜千鳥」であった。『海辺の生と死』に続く、単行本未収録のエッセイ集。戦が迫る島での恋、結婚と試煉。島尾敏雄との日々を南島の言葉ゆたかに回想する。

海嘯

日本文学史上稀有の小説がヤポネシアから甦る。島尾敏雄『死の棘』のモデルとなった著者が遺した衝撃の未完長篇。