ルツィンデ 他三篇 「精神と官能」「男と女」――色鮮やかな生の無限の混沌を、あふれる機知とイロニーでもって、めくるめくアラベスクへと織りあげたマニエリスム小説の傑作『ルツィンデ』のほか、文学と哲学、そして愛をめぐるフリードリヒ・シュレーゲルの初期批評3篇を収録。 ■目次ルツィンデ ひとつの小説(ロマーン) ディオディーマについて 哲学について ドロテーアヘ 小説(ロマーン)についての書簡 註/フリードリヒ・シュレーゲル年譜/訳者解題