三つの物語

ナポレオンとの政治的対立から追放されながら、個人の自由と寛容を重んじ、政治的リベラリズムを貫き通したスタール夫人――奴隷制度廃止宣言の翌年に刊行された、三角貿易の拠点セネガル、アンティル諸島、ル・アーヴルを舞台にした三人のヒロインたちによる「愛と死」の理想を描く中編小説集。本邦初訳。

目次
1795年の序文
三つの物語
 ミルザ、あるいは、ある菱光社の手紙
アデライードとテオドール
ポーリーヌの物語

スタール夫人年譜
訳者解題

原タイトル:Trois Nouvelles

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