レペルトワール Ⅳ

1974
真に革新的なのは、新しいジャンルを生み出すこと、
諸ジャンルのあいだの均衡を攪乱することだ。

文学の優位性を否定し、断片のエクリチュールにより文学の閾を超え、諸芸術の対等性へ。ビュトール流「旅学(イテロロジー)」は、言語からイメージへ、イメージから言語へと自由に行き来しながら創作゠批評を展開する。「絵画のなかの言葉」を皮切りに、絵画の文学性、文学の絵画性を交錯させる、絢爛たる論理の一大円舞。

地域、言語、芸術の境界を攪乱し、
自らの歴史的厚みを開示するヒエログリフ
のような批評が繰り広げられる評論集第四弾!

【目次】
旅とエクリチュール
絵画のなかの言葉
ヴィヨンの韻律法
ヒエログリフとサイコロ
フーリエにおける女性的なもの
螺旋をなす七つの大罪
ボードレール小品(オプスクルム・ボードレリアヌム)
短編映画ロートレアモン
実験小説家エミール・ゾラと青い炎
ジルベール・ル・モーヴェの七人の女 もうひとつの七面体
百頭女の語ること
変容
陰険な者たちのパレード
ちょっとした合図
モデルの深淵で
魅惑する女(ひと)
流行(モード)と現代人(モデルヌ)
臣従の誓い
私の顔について
タイプライター礼賛
今日、あれこれと本をめぐって
判型 A5上製
定価 本体6,300円+税(税込6,930円)
刊行年月 2024年12月
ISBN 978-4-86488-312-2

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