レペルトワール Ⅲ

1968
騙し絵か非゠騙し絵か(ホルバイン、カラヴァッジョ)、小説の地理学(ルソー)とポルノグラフィ(ディドロ)、毒薬/霊薬としての言葉(ユゴー)、連作としての絵画と文学(北斎、バルザック、モネ)、キュビスムの技法(ピカソ、アポリネール)、「正方形とその住人」(モンドリアン)、記憶の多角形(ブルトン)、「宇宙から来た色」(M・ロスコ)、考古学、場所、オペラ等々、文芸×美術を自在に旋回する、アクロバティックな創作゠批評の饗宴。

■目次
批評と発明
考古学について
場所
細かく見た一枚の絵
アンブロジアーナ絵画館の《籠》
世界の果ての島
運命論者ディドロとその主人たち
富嶽三十六および十景
「地方のパリジャンたち」
闇から出る声と壁をとおして滲み出る毒
インクの芽生え
クロード・モネあるいは反転された世界
子どもの頃の読書
絵画の間の連続性
アポリネールのための無の記念碑
正方形とその住人
七面体ヘリオトロープ
ニューヨークのモスクまたはマーク・ロスコの芸術
ヘラクレスの視線のもとで
オペラすなわち演劇
文学、耳と目

 註
 初出一覧
 解題───石橋正孝
判型 A5判上製
定価 5,600円+税(税込6,160円)
刊行年月 2023年1月
ISBN 978-4-86488-265-1

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