昭和史の本棚 保阪正康 ノンフィクション 出版 『永遠の0』への不審、『昭和天皇実録』編纂者の誘導 著者初のブックガイド。197冊を評する。 昭和の軍人が単調で思い込みが激しく、自制や自省にかけていたのは、読書量が少なかったからである。感性が育つと面倒との理由で、軍人教育ではむしろ一般書や教養書を読むなと厳命されていた。逆に、本をよく読んだタイプは戦争に消極的で、その終焉に努力した。これは歴史的事実で、記憶しておくべき点である。(序章 私の書評論 より) 判型 四六判 定価 本体2,500円+税 刊行年月 2021年3月 ISBN 978-4-86488-218-7 関連ワード 保阪正康