復讐の女/招かれた女たち

【お詫び】
奥付の著者名:シルビア・オカンポとなっておりますが、正しくは シルビ・オカンポ です。訂正いたします。

ボルヘスやビオイ・カサーレスに高く評価され、「アルゼンチン文学の秘宝」とも称された短編小説の名手シルビナ・オカンポは、日常生活に隠された不思議から奇想天外な物語を引き出した。幻想的リアリズムの頂点をなす怪奇短編集『復讐の女』と『招かれた女たち』の全78篇を収録。本邦初訳。

収録作品

復讐の女
金の野兎/ 続き/ 病/ 後裔/ 砂糖の家/ 時計の家/ ミモソ/ ノート/ 巫女/ 地下室/ 写真/ マグシュ/ 土地/ 品々/ 私たち/ 復讐の女/ 引き出しに紛れ込んだ手紙/ 死刑執行人/ 黒アサバチエ玉/ 最後の午後/ ビロードのドレス/ レオポルディーナの夢/ 周波/ 結婚式/ 女性患者と医師/ 電話の声/ 罰/ お祈り/ 創造(自伝的物語)/ 吐き気/ 快楽と罰/ 友達同士/ 天国と地獄の報告/ 絶滅しない人種/

招かれた女たち
あんな顔つきだった/ 雄牛の娘/ 脱走/ ベッドの下の手紙/ 現像/ アメリア・シクータ/ 黒雑貨屋/ 階段/ 結婚式/ 科学の進歩/ 幻視/ 寝床/ 煙の輪/ 檻の外/ イシス/ 復讐/ シビュラの恋人/ モーロ/ エクアドルの不吉な男/ 魔法の医師/ 近親相姦/ 手の平の顔/ 愛人たち/ ティルテ温泉/ 地下生活/ 鬘/ 贖罪/ 亡霊/ マルメロの牝鶏/ セレスティーナ/ イセラ/ 完全犯罪/ 結び目/ 愛/ 致命的罪悪/ ラダマンテュス/ 穀物倉庫/ 刻印の木/ 別れの手紙/ 魔法のペン/ ポルフィリア・ベルナルの日記/ ミス・アントニア・フィールディングの話/ 招かれた女たち/ 石/ アドラーノ寺院のマスチフ犬/

ボスの影

メキシコで、銃以外の手段で大統領になることはできません。 オクタビオ・パス、カルロス・フエンテス、ホセ・エミリオ・パチェーコらラテンアメリカ文学の巨匠に激賞された政治家・作家マルティン・ルイス・グスマン―― 作家みずから体験した1923年の政争、1927年セラーノ暗殺事件を題材に、首都メキシコシティで繰り広げられる、血なまぐさい政権抗争と人間の悲哀を描く〈メキシコ革命小説〉の白眉。本邦初訳。