京の中央線沿線に住む井伏や太宰などの文士の交流の場として、戦前から戦後にかけ、30年以上も続けられた「阿佐ヶ谷会」をめぐる同時代の文章のほか、インタビューや解説、文献目録などを収録した、初めての資料集。
《毎日出版文化賞》《吉田茂賞》受賞! 紀州の旧家の土蔵に眠っていた膨大な文書は、満州国皇帝・溥儀と関東軍司令官らとの496回にも及ぶ密室での会談記録だった。新発掘文書「厳秘会見録」が示す新たな《満州国》像。
湯気たちのぼる炊きたてごはん。畳の青いかおり……。 かつて、こんなにおいを生きる力の源としてきた。手取り足取りの科学的解説、自らのエピソードも交えながら、「日本のにおい」の復権を呼びかける。
はるかなる故郷、高千穂への旅。 「生まれ育った土地をめぐって、ケリをつけなければならないことがあった。時が満ちるのを待っていた。 いま書き終えて、処女作を書いたような気持ちになっている」(著者)